03. Legacy/受け継がれるもの

One Team/人とチーム

03. Legacy 受け継がれるもの

03. Legacy 受け継がれるもの

課題は現場にある

03. Legacy 受け継がれるもの 課題は現場にある
〈陳〉
私はものづくりが好きだったこともあって、中国で大学時代の専門は機械。その後、大学院に行き日本に来たんだよね。だから私は生産の現場が好き。実は、我々がビジネスを展開するうえで、知るべき課題は現場にある。言い換えれば、我々が提供するサービスについて、お客さんから求められる要望をいろいろ聞くのは現場しかない。だから、現場にこだわる。そこがウチの会社の大きな強みだと思っている。
〈T.I.〉
陳さんはよく、「我々の仕事はお客さんのかゆいところに手が届く」って言われますよね。
〈陳〉
そうね。ゆっくり現場で相手の話を聞く。そして真の要望はどこにある?いろんな人がいろんな自分の立場でコメントする。1番大切なのは現場。話を聞くと、実際にはこれは困っている。まずは極める。1番大きい課題がここだ。まずはそこを解決しましょう。そこに集中フォーカスして、それが1回うまくいったら信頼されて、次はこの課題をクリアしましょうとなる。それが成果となる。
03. Legacy 受け継がれるもの 課題は現場にある
〈K.B.〉
「課題は現場にある」ということは、陳さんを通して学びました。陳さんと一緒にお客さんのところに行き現場で話をしていると、それをどうしたいとか、こうしたいとか課題がいろいろお客さんから出てくるんです。その時、課題と言うのは現場にあるんだということを私も理解しました。
〈H.T.〉
私も陳さんからいろいろ学びました。陳さんと一緒にお客さんとの会議の場に並んで仕事していると、その場で自分が考えていたこうしようかなと思うことに対して、陳さんからいろいろアドバイスがあるんです。ここはこうじゃないとか、これ本来あるべきことはこうだよねとかそういう意見をもらえるんですよ。
〈W.Y.〉
そうなんです。陳さんから積極的に話す場をつくってもらえるんです。「ちょっと来て、これどう?」って言ってもらったりして。しかも陳さんのアドバイスがとっても的確で。その背景として、陳さんがもともとエンジニアとして現場を知っていてということがあると思うんです。そういう背景があることを私たちも理解しているので、あっそうなんだという感じで、そのつど陳さんの仕事に対する考え方を学んでいます。
03. Legacy 受け継がれるもの 課題は現場にある
〈T.I.〉
私も陳さんを通して、あるプロジェクトでシステムづくりをする際に、現場の声を聞かないとホントの意味で使えるものができないということを教えられましたけど、実は、陳さんと私たちの間にとっても根強い信頼関係があるんですよね。それがあるからこそ、陳さんが大切にしてきたデジコアのDNAが社員一人ひとりに受け継がれているんだと思います。
〈H.T.〉
信頼感もですが、親近感もすごく感じますよね。「陳社長」ではなくて「陳さん」と呼ばれていることもあると思いますけど。
〈W.Y.〉
お客さんの前でも、みんな新人まで全員基本「陳さん」ですから。「陳社長」と呼んだりしたら、ヤバい話されるんじゃないかなんて思われちゃう(笑)。
〈陳〉
ウチの会社は互いに上下関係なくオープンにやっているよね。私も社内で厳しいことをあまりいったりしないし。
〈H.T.〉
社員と陳さんとの心理的距離感って、普通の会社じゃありえない位に近いレベルです(笑)。
03. Legacy 受け継がれるもの

2025年3月に行われた工場研修
(協力:株式会社ツバメックス)

技術者の“精鋭“集団をめざして

03. Legacy 受け継がれるもの 技術者の“精鋭“集団をめざして
〈K.B.〉
陳さんはよく、「我々は技術者の集団」って言われますよね。
〈陳〉
我々は技術サービスの会社、具体的には、ソフト開発とかエンジニアリングとか、それをユーザに付加価値を提供する。
〈T.I.〉
例えば、このプログラムをつくって使っていただければ、いま1時間かかる仕事は5分でできるといった付加価値ですよね。
〈陳〉
そう、それを何を持って実現できるか、それが技術なわけ。よその会社であれば、何でもかんでもソフト開発で対応なんだけど、そこまでやったらコストも工数もかかる。でも我々はプログラムにプラスして我々の技術で実現する。だから、我々のメンバーはソフト開発のスキルを持っているし、それだけでは無理で、その前にまさにソリューションの設計ツールのソリューションのテクニックを持っている。それが我々のアドバンテージ。
03. Legacy 受け継がれるもの 技術者の“精鋭“集団をめざして
〈H.T.〉
私も先輩たちのように早くそんな技術者になりたいのですが、どうすればなれますか?
〈陳〉
我々の仕事に即戦力というのはない。ウチの会社に来たからといってすぐには仕事できないから、人材は自分で育てることになる。新人が入ってきたら、先ずは見極めるわけ。この人はどういうところが強いのかとか、どういうタイプなのか?とかを見極めた上で、どうやって成長させるか。そのために、いろいろな経験をさせてみるとか。見極めるために、そういう機会をつくることが必要なんだ。
〈W.Y.〉
私もそうやって見極められたわけですね(笑)。
03. Legacy 受け継がれるもの 技術者の“精鋭“集団をめざして
〈陳〉
もちろん(笑)。誰でも強いいところもあるし弱いところもある。昔はスキルの平準化とかよく言われていたけれども、それはありえないと思う。人はそれぞれ違うし、強いところを伸ばしてもらい、そしてやりがいを感じてもらう、それが大事。そのためには、最初の仕事を通じて成功体験をさせる。そうするとぐんと伸びる。乱暴に使ったり、あまりにも難しすぎる仕事をやらせたりするとダメになる時がある。だから、ちょうどいい位の仕事をさせる。それで、「これは勉強になった、達成感を感じた」と思ってもらう。そういう仕事を先ずはさせるようにしている。
〈H.T.〉
陳さんの期待に応えられるよう頑張ります。
〈陳〉
そうだね。でも、基本的に本人が頑張らないといけないけれど、一方で環境とか上司とか部下とか、そういうことによってだいぶ変わる。いかにやる気満々、充実した人生にできるか。今すぐ仕事がしたい。そういう前向きな気持ちになって仕事をする。メンバー全員にそうした気持ちを持ってもらうことは、常に私の思いでもあり責務でもあると思っている。
03. Legacy 受け継がれるもの 技術者の“精鋭“集団をめざして

これまでも、そして、これからも

03. Legacy 受け継がれるもの これまでも、そして、これからも
〈T.I.〉
陳さんの人を育てる思いって、私たちにも受け継がれていると思います。例えば、飲み会の時とか、打ち合わせに呼び出だされたタイミングとかで、そうした思いを聞く機会がありますけど、すごくやる気が出ます。そして、私も同じようにして部下を育ててあげたいなと思うんですよ。みんな成長してくれるんじゃないかなと期待しながら。
〈陳〉
そうした思いは、“One Team”という我々の理念の中にある。デジコアは小さな集団だけど精鋭集団。ひとり1人に知恵はもちろんあるけれども、パワーは限られている。だからチームみんなで力を合わせてお客さんに提案する。どうすればいいとか、みんなで知恵を結集してそれで良いアイデアが出る。
〈K.B.〉
みんなで一緒に議論すると、その間にいろんなアイデアが出てきますよね。自分だけでずっと考えていたらそこまでできない。議論して話しているうちに気づくことって、よくあります。相手と相談して、相談しているうちに自分でもどんどんアイデアが出てくる。そうするといいことがどんどん良くなってきて。
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〈W.Y.〉
やはり、みんなの技術と知恵を結集して仕事することで、ベストの提案をすることができるし、仕事も効率的にできるようになって。やはり自分が抱えるだけじゃなくて、人に教えることが大事なんじゃないですかね。
〈H.T.〉
その一例が、勉強会だと思います。よその会社ではあまり勉強会なんてやってないって聞きますけど、ウチでは積極的に取り組んでいますよね。
〈陳〉
スキルは教えるものなんだよね。我々の業界はどんどん変わってるし、10年前の技術なんてもう使えない。常に最新の技術を取り込む必要がある。
〈T.I.〉
勉強会って教えられる側も勉強になるし、逆に教える側も勉強になるんですよね。教えながらいろいろ気づきがあるし、発表するには準備しないといけない。まとめていろいろ整理しているうちに自分も成長できるんです。
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〈K.B.〉
自分のスキルを持って人にしゃべるというのが、また別の意味での勉強になります。教え合うことが重要ですよね、自分だけでやるのは限界がありますから。だからチームワークが大事なんですね。
〈陳〉
こうしてみんなの話を聞いていると、仕事に対する私の思いが込められたデジコアのDNAが企業文化として根づいてきている気がする。大切なのは、これからのこと。これまでのように受け継がれてきたDNAを、これからも継承していくにはどうすればいいかということが大事。それには、みんなのような若手が先輩たちから受け継いだモノやコトを、しっかりカタチにしていくこと。そして、自分の後輩たちにそれを受け継いでもらうことなんだよね。そのために心がけてほしいのは、「自分の後継者をつくる」ということ。その思いで、これからも仕事を頑張ってください。
〈メンバー全員〉
はい!
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